離婚協議書とは離婚に際しての決め事を書面にしたもので、原則として離婚届を提出する前に作成します。
夫婦それぞれに個別の問題があるので離婚協議書の内容も様々ですが、作成の目的は、離婚の条件を明確にすることで離婚後のトラブルを避けることにあります。
離婚にあたっては精神的、肉体的な負担も大きく離婚後のことを考える余裕がない方もいらっしゃいますが、離婚協議書を作成することで離婚に向けた気持の整理もでき、離婚後の生活への安心感も増します。
離婚協議書の記載内容
離婚協議書には決まった書式はありませんが、法律に反する内容が記載されている場合には無効となります。
また、一般的な社会常識とかけ離れた妥当性に欠ける取り決めについても有効性を認められないことがほとんどです。
作成の際には、養育費や慰謝料の支払い、財産分与、子供がいる場合にどちらが親権を持つのかなどを記載しますがあいまいな表現を避け、わかりやすく書かなければなりません。
金銭の授受が行われる場合には、その名目、金額、期日などを明確にしておくことで支払いが滞ったり、支払われなかったりといった事態を回避することが可能です。
夫婦の状況に応じて離婚協議書の内容は幾通りもあります。
どんなことを取り決めておいた方が良いのか、どのような取り決めが妥当なのかわからないという場合にはまず、離婚協議書のサンプルなどで条項を確認してみるというのも客観的な判断を下すためには良いかもしれません。
離婚協議書のサンプル文書を無料でダウンロードしていただけますので、文書作成の際にぜひお役立てください。