必要な死亡保障の考え方

引き取った子供たち

生命保険の主な役割は、自分が死亡してしまったときに、遺族の生活を守るということです。
他にも、入院や手術の際に給付金が受け取れる「医療保障」や、要介護状態なったときに保険金が受け取れる「介護保障」などの種類がありますが、死亡時に保険金を受け取れる保険の内容のことを「死亡保障」と言います。

「自分のため」の死亡保障

まず、自分が死亡したとき、残された家族はお葬式をしたり、自分の持ち物の整理をしてくれたりします。
そのためにはいくらかのお金がかかりますから、お葬式代プラス身辺整理にかかる費用として生命保険に加入する人は多いです。

一般的には200~300万円程度の金額の終身保険に加入する人が多いですが、終身保険だと保険料が少し割高になるので、家計にゆとりがない場合は定期保険でも大丈夫です。また、すでに200~300万円程度の貯蓄がある人はあえて生命保険に加入する必要はありません。

「家族のため」の死亡保障

生命保険のメインとなる部分は、家族のための保障です。
つまり、遺族が生活していけるだけのお金を生命保険で残すということになります。

離婚後は親は自分一人になってしまいます。
自分に万が一のことがあれば、子どもはどのように生活していけば良いのでしょうか?たいていの場合は自分の親族が後見人になり、子どもを養育してくれることになりますが、自分の親族にお金の負担までさせるのは難しいことが多いですよね。(よほど大きな資産のある親族であれば別ですが)

子どもが成人するまでのあいだの生活費、それから学費として使えるお金を、生命保険として残しておく必要があります。
もちろん「遺族年金」は受給できますが、それは十分な額とは言えません。
生命保険では、遺族年金ではまかないきれない分を補てんすることになります。

死亡保障の計算の仕方

自分のための保障、つまり自分のお葬式などにかかわるお金は、200~300万円程度を目安に。
家族のための保障、つまり子どもの生活費と学費は、このように考えます。

◎子どもの生活費(自分の親が養育してくれる場合)

子どもにかかる食費や多少増えるであろう光熱費、衣服代などの合計、それから、子どもを養育するために養育者が仕事を制限したり退職したりする場合はその補てん。

月々15万円必要で、遺族年金で10万円受け取れるとしたら、月々5万円、年間60万円の補てんが必要になります。
60万円×子どもが成人するまでの年数が、必要な生活費ということになります。

◎子どもの学費

学費に関しては、学資保険を利用している人も多いと思います。
子どもにどれぐらいの教育費をかけるか、というのは親の方針や財産の状況などによっても変わりますから、必要と思われる金額を設定しておきましょう。

これらの合計が、自分に必要な死亡保障になります。生命保険に加入する際にはこのような考え方をした上で、適正な金額を確保するようにしてくださいね。




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