コラム

ひとりじゃない。養育費の事子育ての事

親子

離婚をして幼い子どもを育ていくということは、決して簡単なことではありません。苦しかった結婚生活から解放されて、すがすがしい気持ちもあることとは思います。

ですが、これからひとりで生活し、一人で子育てをしなくてはならないなど、様々な不安も抱えているのではないでしょうか?

ひとり親の責任の重さ

子どもを育てていくということは、たくさんの責任があります。これまでは両親それぞれに役割があり、負担も責任もそれぞれ分担して追っていました。

ですが、離婚をするとどうしても負担は子どもを養育する側に重くのしかかってくるものです。もちろん離婚をしたとはいえ、責任はそれぞれにあります。ですが、実際に育てている側にとっては感じる責任も負担もより重く感じるものなのです。

つらい時は助けをもとめて!

もし、ひとりでいることにこの先不安を感じることや、つらいと感じることがあった時に、家族以外にあなたに手を差し伸べてくれる場所があったとしたらどうでしょうか?

苦しいときに助けてくれる施設や相談ができる機関、情報提供の場があると知っているだけでも、気持ちが少しは楽になるのではないでしょうか?子育ての悩みはもちろん、生活や仕事などの悩みについても相談できる場はたくさんあるのです。

子育てサロンなどを利用する

各都道府県には様々な子育てを支援する施設や機関があります。小さなお子様がいる場合は、地域の子育てサロンや子育て支援センターを利用してみると、育児の悩み解消につながります。子どもの事を良く知っているプロが在籍するような子育てサロンなどでは、子どもの発達の事や食育の事など様々な相談もすることができます。

各種イベントもあり、お子さんにとっても楽しい場となるでしょう。同じ年頃のお子さんを連れてきているママさんもいますので、仲良くなればそれぞれの環境や悩みなど話をすることで、すっきりできることもあるのではないでしょうか?

就業・自立支援センター

仕事のことで悩んでいて、地域に母子家庭等就業・自立支援センターなどがある場合は、ぜひ積極的に利用してみてください。

母子家庭で働き先を探している場合、具体的に就業相談に乗ってくれたりします、各種講習会や職業訓練情報などもあるので、仕事のことで悩んでいるお母さんにとっては、非常にうれしい施設です。

ひとり親家庭等の在宅就業支援

事情があって外へ仕事に出られないという方のために、厚生労働省の雇用均等・児童家庭局が行う、「ひとり親家庭等の在宅就業支援」という制度があります。

文字通り、ひとり親が家にいながら仕事を行い収入を得るための支援活動です。

地域により様々な在宅業務があり、スキルがあればより様々な業務を受けることが可能です。個人事業主として在宅ワークを行う形になりますが、その支援や受託に関する情報などのサポートをしてくれるので安心です。主にパソコンを使ったお仕事になりますが、経験やスキル、知識などがあれば在宅での勤務が可能になります。

まずは一歩外へ出てみる

地域には、ひとり親を支援する制度や情報機関がたくさんあります。インターネットで調べるだけでもたくさんの場があるものです。まずは、そういう場所へ一度足を運んでみることをおすすめします。

ひとり親ともなると、子育ての事や生活の事、収入のことなど、友人にはなかなか話せないこともあるでしょう。どんな些細な悩みでも、誰かに聞いてもらうことで解決の糸口が見るかるものです。

無料の法律相談も活用して

養育費の事などであれば、法テラスなどに相談する手段もあります。法テラスは直接足を運んで相談することもできますが、電話やメールなどでも話を聞いてもらえますので活用するといいでしょう。

また、相談は無料としている弁護士さんもいますので具体的なことを相談したい場合は、問い合わせてみるのも良いかもしれません。

決してひとりではありません!

離婚をして、相談する人が身の回りにいないと、一人きりになってしまったような気持ちになってしまいがちです。

あなたの周りには、あなたを支えてサポートしてくれる人がたくさんいます。あなたは一人ではありません。どうかひとりで悩まず、つらいときは手を伸ばしてみてくださいね。

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