保険

シングルマザーが加入すべき医療保険とは

シングルマザーと子供

医療保険は、入院したときや手術をしたときに保障してくれる保険です。

具体的な保障内容としては、主に入院給付金手術給付金の2つから成り立っています。

入院給付金

入院した際に、「1日○円」という形で入院日数に応じて給付金が受け取れます。
入院給付金は日額5千円~1万円程度が相場になっています。

手術給付金

手術を受けた際に、手術の内容に応じて給付金を受け取れます。
多くの医療保険では、「入院日額の10~40倍」という形で手術給付金が決まります。
たとえば入院日額1万円の医療保険なら、手術内容に応じて10万~40万円の給付金が受け取れることになります。

とは言え、最近はさまざまな種類の医療保険があるので、この形にとらわれないものもありますよ。
さらに、先進医療を受けた際に給付金が出る「先進医療特約」や、通院保障、特定疾病の保障など、医療保険によってさまざまな医療関係の保障をしてくれる保険になっています。

さて、シングルマザーの場合は、医療保険は加入しておいた方が良いです。
万が一自分が入院した場合、医療費の支払い自体はそう大きい額ではありません。(公的保障として、「高額療養費」で月々の医療費は10万円未満になることが多い)
ただ、シングルマザーだと、仕事を休んだ分だけ収入が減ってしまいますし、子どもの預け先に困れば有料の託児所などを利用することもあるでしょう。
そうなると、一般の家庭以上に経済的な負担は重くなります。

それでも、十分な貯金があればそれで乗り切れるのでしょうが、離婚によるシングルマザーの家計はそこまでゆとりはありません。
貯金もままならない中で家計をやりくりしている人が多いということを考えると、医療保険に入っておくことは必要だと言えるでしょう。

入院日額5千円
先進医療特約

この2つの条件は満たすようにしておきましょう。
逆に、「女性向け保険」は入る必要はありません。(保険料がムダになります)
魅力的に感じる特約はいろいろあるかもしれませんが、あれこれ特約を付けると保険料の負担も大きくなるので、最低限の保障だけを確保するようにしましょうね。

ただ、注意しておきたいのは、医療保険は決してお得な保険ではない、ということ。
給付金を受け取ることがなければ(つまり健康な人なら)、支払った保険料は丸々損となりますから、ゆとりがあるなら入らない方が良い保険でもあります。

理想を言えば、「なるべく早めに十分な貯金をして、医療保険は解約する」というのが正解です。
今すぐにその状況を実現するのは無理でも、少しずつ貯金を増やして医療保険に頼らなくても大丈夫な家計を作っていけるようにがんばるのがおすすめですよ。

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