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気になる老後、個人年金保険は必要か?

子供と母の手

離婚すると、自分の老後のことも考えておかなくてはなりません。
夫婦が揃っていても不安な老後。

一人だとなおさら不安になりますよね。

現在、老齢年金のもらえる金額はそう多くはありません。
夫婦そろっていればそれなりの金額になりますが、一人の場合、しかも女性の場合は受給額は十分だとは言えないのが現状です。

個人年金保険とは?

保険会社では、医療保険やがん保険などの他に、「個人年金保険」という商品も取り扱っています。
これは、国民年金や厚生年金のような公的な年金制度とは別に、民間の保険会社による「私的」な年金制度だと言えます。

個人年金保険では、支払った保険料が将来の年金原資となり、定めた年齢に達すると一定額が受け取れるようになっています。

◎有期年金が主流

公的な年金は、終身年金です。つまり、生きている限りずっともらうことができます。
個人年金保険でも終身年金はあるのですが、公的な年金の保険料も払いつつ高額な終身個人年金の保険料を支払うのも大変。多くの人は、一定期間だけ年金が受け取れる有期年金に加入しています。

基本的には10年間の「確定年金」が主流ですが、60歳からの無年金の期間を支えるために5年間のものに加入する人もいますし、もう少し長くもらいたい人は15年間のものを選ぶこともあります。
また、受取期間は受給時に変更することもできます。

◎年金額は?

年金額は小さなもので年間30万円程度からありますし、年間120万円など、年単位での受給金額を設定するようになっています。たとえば、年間120万円を受け取れる10年確定年金の場合は、総額1200万円受け取れる個人年金保険になります。

◎個人年金保険料控除の対象になります

所得税や住民税が安くなる制度として、「生命保険料控除」がありますが、生命保険とは別に「個人年金保険料控除」というものがあります。個人年金保険の保険料として支払った総額に応じて最大4万円を控除できるのでぜひ利用しましょう。

個人年金保険は、焦って加入する必要はない

個人年金保険は、確実に老後資金を準備するにはおすすめの保険です。
ただ、まだ離婚したばかりで家計にゆとりが無い方や、まだ子どもが小さい方、まだ自分自身が若いという方は焦って加入する必要はありません。

もちろんゆとりがあれば月々5千円程度でも加入しておくと安心ですが、子どもが成人してお金がかからなくなってから一気に貯めることもできますから、家計に負担をかけてまで加入しなくても良いでしょう。
試しに資料請求をしてみればおおよその保険料が分かりますので、 保険料を見ながら加入するかどうかを決めてくださいね。

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